黒田 勝負どころで踏ん張れず

[ 2008年7月13日 16:58 ]

 【ドジャース3―5マーリンズ】前半戦最後の登板を白星で飾れなかった黒田は「点の取られ方がすごくもったいなかった」。今季10勝のノウラスコウとの投げ合いは勝負どころで踏ん張れず、6回2/3を3失点。1安打無四球で完封した前回のようにはいかず、6勝目を逃した。

 2―1の六回一死走者なし。3番打者への初球、外角を狙ったスライダーが甘く入り、同点本塁打を浴びた。七回二死三塁からは1番打者にカウント2―0から、カットボールを中前に落とされて勝ち越しを許し、無念の降板。打ち取った打球だけに悔しさは倍増したに違いない。
 それでも、十分に接戦は演出した。勝ち星が伸びず、右肩痛も重なり苦しんだ前半戦は上り調子で終了。後半戦の“開幕投手”を務める黒田は「大変な時期はこれから。新たな気持ちで頑張りたい」と気を引き締めた。

 ▼黒田の話 徐々に自分のペースはつかめてきたが、先に点を取られたのがもったいなかった。スライダーがあまり良くなかった。今日のコンディションの中でベストの投球はできたと思う。後半戦も向上心を持ってやっていきたい。(共同)

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2008年7月13日のニュース