5球団の評価は?京都の本格派右腕、自滅で敗退

[ 2008年7月13日 09:33 ]

まさかの6失点で洛星に敗れ、高校最後の夏が終わった綾部のエース・杉山

 【洛星6-5綾部】京都大会2回戦に登場した綾部がMAX147キロ右腕杉山晃紀がの思わぬ乱調で敗退した。バックの相次ぐ失策にいら立ちを隠せずに自滅。4回には押し出しの四球などもあり3安打5失点。これが致命傷となった。「精神面が課題と言われてきたけど、最後までできなかった」と杉山は短すぎた夏を悔やんだ。

 6月の練習試合で右足首をねんざ。思うような練習ができず、フォームも崩した。この日もテーピングを巻いて登板。1メートル84の長身から投げ下ろす自慢の直球もこの日は144キロ止まりでキレはなく被安打9。4四死球、4暴投と中日、ヤクルト、日本ハム、オリックス、ロッテの5球団が視察する中での厳しいマウンドだった。
 それでもロッテの黒木スカウトは「夏の初戦で力を出せなかっただけ。身体能力は高く、持っているものはいい」。杉山は「指名してもらえるのなら行きたい」と大粒の涙を流しながらプロを志望であることを訴えた。

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2008年7月13日のニュース