ラッキーボーイも息切れ 吉見7失点KO

[ 2008年7月13日 20:01 ]

2回、福地に走者一掃の逆転二塁打を打たれ、ぼうぜんとする中日先発の吉見

 【中4―10ヤ】中日の序盤戦を支えた“ラッキーボーイ”も、さすがに息が切れたようだ。開幕からフル回転で先発、中継ぎをこなしてきた吉見が約2カ月ぶりに先発マウンドに立ったが、結果は悲惨だった。

 味方が3点先制した直後の2回、球が捕手の構えよりもすべて甘く入る。直球、シュート、スライダー…。何を投げても打たれ、この回に7失点でKOされた。

 入団から2年間で9試合しか投げていなかった吉見の、今季28度目の登板だった。このところ生命線の制球力が落ちて打ち込まれる場面が増え、仕事場を先発に戻してもそれは変わらなかった。

 北京五輪代表の最終候補に名を連ねたものの、一からの立て直しが必要な状況だ。右腕は「自分の軸であるスライダーと外の直球でストライクが取れない。でも、疲れは言い訳にしたくない」と気丈に言った。

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2008年7月13日のニュース