和田 完投で約1カ月ぶりの勝利

[ 2008年7月13日 16:04 ]

完投で8勝目を挙げ、王監督(左)に迎えられるソフトバンク・和田

 【ソ10-1日】ソフトバンクの和田が8安打、無四球の完投勝利で約1カ月ぶりの白星を挙げた。打線では4回に荒金が先制の1号2ラン。9回に大量8点を奪って試合を決め、勝率5割に復帰した。日本ハムは武田勝を援護できなかった。

 9回2死から1点を許し、約2年ぶりの完封は逃した。今季2度目の完投で、8勝目を挙げたソフトバンクの和田は「本当にもったいなかった。そのために九回のマウンドに上がったのに」と言って苦笑いした。

 白星から見放されて約1カ月。前回と前々回の登板では、合わせて15失点と精彩を欠いた。「あれ以上、悪いことはない。2度とああいうことをしないように」と気持ちを入れ替えての登板。7回2死二、三塁では代打のボッツを137キロの直球で右飛に打ち取ってピンチを切り抜ける。最後まで球威は落ちず、140球の力投で連敗中のチームを救った。

 オフに左ひじを手術し、開幕に間に合わなかった。防御率も4点前後を行ったり来たりが続き、本来の姿からは遠い。左腕は「それ(手術)で情けをかけられるのが、自分にとって一番悔しい」と奮起を誓う。6年連続の2けた勝利まで、あと2勝と迫った。

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2008年7月13日のニュース