越中富山のプロ注目2投手明暗分かれる

[ 2008年7月13日 10:27 ]

 【高岡一12-2大沢野工、砺波工5-1上市】昨秋の県大会で11者連続三振を奪ったプロ注目の左腕、高岡一・金平が上々発進だ。4回を投げ2点は許したものの「調子は悪くはなかった」と、得意のカーブ、スライダーを決め球に打者15人から6奪三振を奪った。打線も2本塁打を含む14安打12得点で5回コールド勝ち。それでもエースは「立ち上がりのコントロールに気をつけたい」と、2回戦へ気を引き締めていた。

 一方、最速148キロ右腕、上市・池田は自滅した。7月に入って、右手人差し指の皮がむけたことで、ほとんどぶっつけ本番となったマウンド。プロ7球団のスカウトが視察に訪れる中、この日はMAX144キロを披露するも「前半は力みすぎた」と制球難に苦しむと、3回には5四死球2暴投で2失点。5回までに5点を失った。6回以降は「思いっ切り腕が振れた」と立ち直ったものの、反撃は自身が放ったソロ本塁打の1点のみ。不完全燃焼での初戦敗退となった。

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2008年7月13日のニュース