乾リーグ戦初完封！東洋大勝ち点２

　東都大学野球春季リーグは２５日、神宮球場で第１週で未消化だった第１週の３回戦２試合が行われた。第１試合は投打がかみ合った東洋大が５―０で青学大に完勝。勝ち点を２とした。先発の乾真大投手（２年）はリーグ戦初完封。第２試合は終盤に粘りを見せた日大が武藤大将選手（２年）のサヨナラ打で駒大に５―４で勝利。勝ち点１を挙げた。

　＜東洋大＞２年生の乾が内角を強気に攻める投球でリーグ戦初完封勝利を飾った。東洋大姫路（兵庫）では０６年夏の甲子園準々決勝で駒大苫小牧の田中（現楽天）とも投げ合った左腕は「田中は雲の上の存在。でもきょうの投球ならいつかは……」と自信をつかんだ様子。高橋監督は「下級生の活躍が続くね。監督が采配ミスしなければ３連覇もあるよ」と笑顔を見せた。

　＜日大　武藤がサヨナラ打＞今季１打数無安打の２年生・武藤が殊勲の一打を放った。３―４の９回２死一、二塁から笹田の高め直球を詰まりながら右前に落とすと、二塁手と右翼手が交錯し、もたつく間に２者が生還し逆転サヨナラ。この日は初回の守備から途中出場し５打数３安打と大暴れのヒーローは「２部に落ちたくない。この勝ちは大きい」とチームの勝ち点１を喜んだ。鈴木監督は「ここまで４試合で４得点。積極的にいけと指示した」と５得点の打線にホッとしていた。