黒田が6回5失点 斎藤は同点許す

[ 2008年4月26日 16:49 ]

 ドジャースの黒田博樹投手は(25日・ロサンゼルス)ロッキーズ先発で6回を投げ、9安打2三振2四球で5失点。勝敗は付かなかった。斎藤隆投手は7―6の9回に4番手で登板したが、同点に追いつかれ、2回1安打2四球で1失点。チームは延長13回、8―7でサヨナラ勝ちした。

 ドジャースは9回に斎藤が追いつかれ、黒田の2勝目はまた目前で消えた。ただ、内容は6回で今季最多タイの9安打を浴び、最多の5失点。打線の援護で勝利投手の権利を持って降板したものの、「今さら振り返ってもどうにもできない」と厳しい表情を浮かべた。

 変化球が決まらず、初の暴投も記録。勝負どころではことごとく甘くなった。2回に先頭打者への四球から連打で1点を先行された。同点の3回には2死からピンチを招き、中軸の連続適時打で3点を勝ち越された。
 取っては取られる展開にファンはいら立った。6―4と再逆転して迎えた4回。2死二塁でポセドニクにカウント2―0から6球粘られて適時二塁打されると、スタンドからブーイングを浴び、天を仰いだ。6回は無走者でもセットで投げ、何とかリードを守った。
 14日に続き斎藤が打たれて白星が逃げたが、黒田の不調が延長13回の乱戦につながった。これで初登板の後、4試合白星なし。午前0時19分に試合を終えた黒田は「終わったことは返ってこない。次の登板に生かす」と話した。(共同)

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2008年4月26日のニュース