坂本 センバツ以来の聖地で適時打

[ 2008年4月26日 06:00 ]

<阪神・巨人>6回、左前に適時打を放つ坂本

 【巨人3―1阪神】チャンスに強い男が、プロ初の甲子園での伝統の一戦でも勝負強さを発揮した。1点を勝ち越した直後の6回1死一、三塁。巨人・坂本が低めのスライダーを左前に運び貴重な追加点を叩き出した。「その前に打てなかったので1本打てて良かったです。甲子園は雰囲気がちゃいますね。声援が凄かった」

 2回2死満塁では空振り三振に斬られた安藤にきっちりお返しした。得点圏打率・500はリーグトップタイ。「アドレナリン?出ますね。思い切っていこうと気合入りますからね」と笑顔で振り返った。原監督は「勝負強さ、集中力が素晴らしい」と言えば、篠塚打撃コーチも「大したもの」と絶賛した。
 光星学院時代には06年センバツ初戦で5打数3安打も初戦敗退。聖地でのヒットはそれ以来だが、兵庫出身の19歳は父親の前で甲子園での思い出に勝利の味も加えた。

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2008年4月26日のニュース