城島「腰掛けで来たわけではない」

[ 2008年4月26日 09:47 ]

 日本人捕手が新境地を築いた。マリナーズとの契約を3年延長した城島の静かな口調にはパイオニアの強いプライドがのぞいた。

 ―残留の理由は。
 「メジャーでのプレーを始めたのがここ。周囲の支えにも一番満足できる。今まで通りに野球をできることが僕にとって大きかった」
 ―ソフトバンクへの復帰待望論は耳にしたか。
 「王さんには、日本人キャッチャーとして次の契約を組んでもらうことを誇りに思いなさい、と言われた。日本人キャッチャーが認められた素晴らしい日じゃないか、とも。僕は腰掛けのつもりでここに来たわけではない。今の成績には満足しない。もっともっとできると思っている」
 ―心に思うことは。
 「2年前にここで会見したときは比べるものや比べる人がいなくて不安だった。今も苦労はあるが、日本にいると絶対に経験できないことができている」
 ―契約更新であらためて思うこと。
 「プレーオフに行きたい。やっぱりいいキャッチャーがいるチームがプレーオフに進んでいる。そのチームの一つになりたい、セーフコを最後まで熱くしたい」(共同)

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2008年4月26日のニュース