“無所属”G・G佐藤 紅白戦で2安打

[ 2008年2月21日 06:00 ]

紅白戦の2回裏2死1塁、左翼線に2塁打を放つG・G佐藤

 西武のG・G・佐藤外野手(29)が20日、紅白戦に「8番・右翼」で先発出場。今季初の実戦も左翼線二塁打を含む2打数2安打と気を吐いた。チーム唯一の未更改とあり球団から紅白戦の欠場を通達されていたが、4試合目で復帰。22日にも契約更改して晴れて西武の一員となる。

 “無所属”でもG・G・佐藤の心はライオンズブルーのように晴れ渡っていた。試合後の一塁ベンチ。渡辺監督とガッチリ握手を交わすとやっと安どの笑みがこぼれた。
 「グラウンドに立てる喜びを感じました。野球って楽しいなって感じたっす」
 昨秋以来の実戦。2回2死一塁の第1打席では、松永の直球に振り遅れこそしたが、4球目のチェンジアップを拾って左翼線二塁打。勘を取り戻した5回1死二塁の第2打席は許銘傑(シュウ・ミンチェ)の内角高め直球を左前へはじき返し「(2打席とも)根性ヒットです」とおどけて見せた。
 18日までは紅白戦が始まると1人別メニュー。駐車場でトレーニングコーチと練習することもあったが、ブルペンで生きた球を見ることで実戦不足を補った。渡辺監督も「今まで試合に出ていない感じはしなかった」と一安心だ。契約も細部の詰めを残すのみで、代理人の吉田弁護士は「22日にサインすることになると思います」と話した。25日からのオープン戦を前に、野球に集中できる環境が整いつつある。

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2008年2月21日のニュース