松井秀 6年目のキャンプ始まる

[ 2008年2月21日 09:13 ]

キャンプインし、守備練習するヤンキースの松井秀

 速度を徐々に緩め、慎重に止まる。20日、ランニングに取り組むヤンキースのチームメートから離れ、6、7割の力で走る松井秀喜外野手の姿があった。「今年は今までとちょっと違ったキャンプになってしまったけど、現時点でできることはやったつもりです」。ヤンキースで6度目となるキャンプが始まった。

 昨年11月に右ひざの内視鏡手術を受けた。屋外での練習をほとんどせず、キャンプ地に入った。「逆にそれで良かったと思っている。寒い中でやって無理をしても良くない」。治療とトレーニングに専念していた。
 オフシーズンの間に、軟骨に含まれる成分を右ひざに6度、左ひざに3度注射し、滑りを良くした。ウエートトレーニングを重ね、左右の太ももは同じ太さに戻った。減量を勧める声もあったが、鍛え抜いてベスト体重の104キロでキャンプインした。「良くなっていくのが、楽しみでもある。逆に楽しみにしながらいきたい」
 29日から始まるオープン戦の序盤は、欠場することになるだろう。「とにかく焦らないこと。後戻りするのが一番良くないことですから」。一歩ずつ進む。(共同)

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2008年2月21日のニュース