貴田裕美 初の五輪代表に決定 世界予選で13位

[ 2012年6月10日 07:38 ]

ロンドン五輪出場権を獲得し、表彰される貴田裕美(手前右)

 水泳のオープンウオーターのロンドン五輪世界予選は9日、ポルトガルのセトゥバルで開幕し、女子10キロで26歳の貴田裕美(ALSOK群馬)が1位と33秒1差の1時間45分3秒7で13位に入り、この種目が五輪で採用されて2大会目で日本勢初の五輪出場を決めた。

 今大会の女子は1カ国・地域の上位1人の順位で10位までに出場権が与えられ、貴田は10位に入った。日本水連は10位に入って出場権を獲得した場合、五輪代表とすることを決めていた。

 貴田は競泳自由形長距離で世界選手権の出場経験はあるが、競泳を含めて五輪は初出場となる。

 ▼貴田裕美の話 まだ実感はないけど、すごくうれしい。本当に良かった。最後に3人抜いたことが大きかった。オープンウオーターという種目をもっと知ってもらえるように五輪で頑張りたい。

 ◇貴田 裕美(きだ・ゆみ)11年世界選手権女子10キロで35位。共愛学園前橋国際大出、ALSOK群馬。160センチ、55キロ。26歳。埼玉県出身。(共同)

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