村上 自己ベストもディーンに3連敗「申し訳ない」

[ 2012年6月10日 06:00 ]

<男子やり投げ決勝>2回目の投てきで大会新記録をマークする村上幸史

陸上日本選手権第2日

(6月9日 長居陸上競技場)
 王座防衛はならなかった。09年世界選手権銅メダリスト・村上の連覇は、12でストップ。序盤から気合十分の投てきで、2投目に82メートル93の大会新記録、3投目には83メートル95の自己記録をマークしたが、ディーンに8センチ差で逆転され2位に終わった。

 「あいつ(ディーン)は一発があるんで、どこでくるかなって感じだった。負けてしまって申し訳ない」。今季開幕前に右太腿裏を肉離れ。手負いのまま試合に出場し、4月の織田記念、5月のゴールデンGP川崎と2大会続けてディーンに完敗した。今大会も敗れたが、自己記録を更新し11日に発表される五輪代表入りは確実。「この日の感覚であれくらいの記録なら、いいと思う」と夢舞台への手応えを強調した。

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2012年6月10日のニュース