16歳土井 福島追い詰めた!五輪はリレーで参加濃厚

[ 2012年6月10日 06:00 ]

女子100メートル決勝で土井(右)らを下して優勝を飾った福島(左)

陸上日本選手権第2日

(6月9日 長居陸上競技場)
 目標とする福島を追い詰めた。女子100メートルは、スタートから80メートル付近まで埼玉栄高2年の土井杏南(あんな)が先行。最後は福島にかわされたが、11秒51で堂々の2位に入った。

 「負けたのは悔しい」と言いながらも、「楽しく走ろうと思って、それができたのはよかった」と、16歳の顔に笑みがこぼれた。

 4月の織田記念で11秒50を出し、高校記録(11秒54)を更新。5月にも11秒43をマークし、注目を集めていた。これで五輪出場が有力な女子400メートルリレーメンバーになることが濃厚で、日本陸上界で戦後最年少(16歳11カ月)の代表に前進。「五輪に行けるなら、もっと強くなって走りたい」と目を輝かせていた。

 ▽陸上のロンドン五輪への道 国際陸連が定める五輪参加標準記録Aを突破している選手が、日本選手権で優勝すれば決定。それ以外は11日の日本陸連理事会で選考され、同日発表される。A標準突破選手は最大3人が五輪に出場可能。B標準突破選手は1人しか出場できない。

続きを表示

2012年6月10日のニュース