元朝青龍 角界の現状に不満…「みんな弱くなったんじゃない」

[ 2012年6月10日 06:00 ]

日体大に優勝額を贈呈した元横綱・朝青龍(中央)

 大相撲の元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(31)が9日、角界の現状に不満をぶちまけた。

 モンゴル国立体育大と提携している日体大の世田谷キャンパス全面リニューアル竣工(しゅんこう)記念式典に出席。夏場所で37歳の幕内・旭天鵬が最年長初優勝を果たしたことについて「なんだろうね、あれ。みんな弱くなったんじゃないか」と“あきれ顔”で話した。

 親交のある日体大の松浪健四郎理事長に「額を武道学科の生きた教材にしたい」と求められ、この日、13回目の優勝を5連覇で飾った05年名古屋場所の優勝額を贈呈。相撲部など10団体以上が使うスポーツ棟の1階に掲示され「俺のことを思い出してくれる」と誇らしげな表情を見せた。現在、モンゴル・レスリング協会の名誉会長を務めており「2020年は東京に五輪が絶対来るので、いい選手を送り出したい」と自尊心は全く衰えていなかった。

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2012年6月10日のニュース