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ゾコラ“してやったり”スピードでクリロナ完封

[ 2010年6月17日 06:00 ]

 【W杯1次リーグG組 コートジボワール0―0ポルトガル】コートジボワールがポルトガルのエース、C・ロナウドを“完封”した。許したシュートは3本だけ。エリクソン監督は「ポルトガル相手に攻撃的にいきすぎれば、ロナウドやリエジソンにやられてしまう」と初戦を落とさないために守備を重視したことを示唆した。

 02年日韓大会、06年ドイツ大会でイングランドを率いた名将が“ロナウドつぶし”に指名したのがDFゾコラ。本職はボランチで、所属するセビリアでは欧州CLで対戦したCSKAモスクワのMF本田を厳しいマークで苦しめた。
 最終ラインにコンバートされ「新しい役割でチームに貢献したい」と意気込んでいた男は前半7分、スライディングタックルでロナウドの右足を削り警告を受けたが、相手をいら立たせた。結局、ロナウドにペナルティーエリア内ではシュートを1本も打たせず、指揮官は「ゾコラはファンタスティックだった。ロナウドを抑えるには彼のスピードが必要だった」と絶賛した。
 3月に就任したエリクソン監督が、崩壊していた守備を3カ月で再建。「90分間、規律を持って組織的に戦えた」と指揮官が得た手応えを20日のブラジル戦につなげる。

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2010年6月17日のニュース