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ギリシャW杯初勝利!ナイジェリアを逆転

[ 2010年6月17日 22:31 ]

逆転のゴールを決めて喜ぶギリシャのトロシディス(ゲッティ・イメージズ)

 W杯南アフリカ大会は17日、ブルームフォンテーン・フリーステートスタジアムでB組のギリシャ―ナイジェリアを行い、ギリシャが2-1で逆転勝ちした。4大会ぶり2度目の出場のギリシャはW杯5試合目で初得点、初勝利を記録した。ギリシャは1勝1敗で勝ち点3、ナイジェリアは2連敗で勝ち点0となった。

 この日ギリシャは、MFサマラスに代えてサルピンギディスを起用するなど、初戦から3人の先発メンバーを交代。ナイジェリアもFWオデムウィンギエ、MFウチエを初戦から変更して先発メンバーに起用。

 先制はナイジェリア。前半16分にウチエがFKを直接決めた。だが前半33分、カイタが相手選手を蹴り一発退場。ナイジェリアは残りを10人で戦うことになった。

 前半44分、ギリシャは欧州予選の勝ち抜きゴールを決めたサルピンギディスがゴールを決め、ギリシャにとってW杯5試合目で初得点をマーク。さらに後半26分にはツィオリスのシュートをGKが弾いたこぼれ球を、トロシディスが押し込んで逆転に成功。

 ギリシャの過去のW杯出場は、1994年大会だけで、1次リーグは無得点で3戦全敗に終わった。最年長のレーハーゲル監督が「第1戦の負けを取り戻さなくてはいけない」と、初勝ち点、初勝利に挑んだ。サッカー史に残るサプライズを演じた欧州制覇から6年。経済危機に苦しむ国民にも勇気を与える大きな1勝になった。

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2010年6月17日のニュース