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一発退場にパレイラ監督ぶ然「彼は最低の審判」

[ 2010年6月17日 08:57 ]

<南アフリカ・ウルグアイ>後半、ウルグアイのFWスアレス(左)を倒してしまう南アフリカのGKクネ

 【W杯1次リーグA組 南アフリカ0―3ウルグアイ】「彼は今大会最低の審判だ。今後どんな試合でも、彼とは顔を合わせたくない」。パレイラ監督はぶ然とした表情でジャッジに不満を漏らした。0―1の後半34分、GKクネがこぼれ球に反応したスアレスの足をゴールエリア内で掛け、一発退場。難なくPKを決められ、点差は2点に開いた。

 1次リーグ突破を目指し「最低でも引き分け」(パレイラ監督)と臨んだ試合だった。だが、前半24分、フォルランにミドルシュートでゴールを割られると、後半途中に守護神がピッチを去った。同ロスタイム、A・ペレイラにヘディングシュートを決められた直後、試合終了のホイッスルにイレブンはがっくりと肩を落とした。

 17日のメキシコ―フランスの結果にもよるが、W杯史上初めて1次リーグを突破できなかった開催国、という汚名を着せられないためには、22日のフランス戦に大差で勝つことが必要となるだろう。大会前から不調が伝えられ、初戦も引き分けに終わっているとはいえ、相手は前回大会の準優勝国。DFモコエナ主将は「信じて前へ進むしかない」と話したが、眼前にそびえ立つ壁はあまりにも高い。

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2010年6月17日のニュース