スペイン　まさかの完封負け…

先制点を許しガックリのシャビ（左）とビジャ

　【Ｗ杯１次リーグＨ組　スペイン０－１スイス】優勝候補のスペインが、初戦では６大会ぶりとなるまさかの完封負けを喫した。故障明けのＦＷフェルナンド・トーレスが先発を外れ、ワントップのビジャは相棒の不在で決め手を欠いた。前半２４分、ＤＦピケが、イニエスタから絶妙な縦パスを受けてＧＫと１対１になったが、シュートはＧＫ正面へ。２４本のシュートに示されるように、好機は量産したがゴールは遠かった。後半７分に速攻から先制点を奪われた。同１６分にフェルナンド・トーレスを投入すると前半にも増して攻勢に立ったが追いつけなかった。デルボスケ監督は「われわれはカウンターを除いて試合を支配していた。まだＷ杯が終わったわけではない。あと２試合、勝つことだけを考えている」と自らに言い聞かせるように語った。