“警戒”コメントも…オランダ、余裕の完全休養

　日本の挑戦を受けるオランダは余裕たっぷりだ。１４日の初戦でデンマークに２―０と快勝したオランダ代表は１６日は練習を行わず完全休養。日本戦に向け英気を養った。その日程からも全く焦りは感じられない。

　前日１５日の練習後にはファンマルバイク監督が、０９年９月の日本戦で３―０と大勝したことに触れて「あのときは３―０で勝てたけど、今回はそう簡単にはいかないだろうね」と話した。司令塔のＭＦスナイダーも「ホンダは危険な選手。技術があるし、カメルーン戦でゴールを決めたからね」と本田を警戒するコメントを口にしたが、本音かどうかは分からない。
　５日のハンガリーとのテストマッチで左太腿裏を痛めたＦＷロッベンは１５日、チームの練習に合流した。ボールを使った練習は行っておらず、指揮官も「まだプレーできる状態にはない。トップの状態になるにはあと８日間ぐらい必要」と説明。「ドクターと話してみないと分からない」と言うように日本戦出場は微妙だ。それでもエースの復調は明るい材料。戦力面でも精神面でもオランダは確実に上昇気流に乗っている。