舛添要一氏 “出禁リスト”人選から読み取るロシアの情報弱者ぶり「この程度の情報能力なのか」

[ 2022年5月8日 16:05 ]

舛添要一氏
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 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(73)が、8日放送のABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)にVTR出演し、ロシアが公表した日本人の入国禁止リストについて解説した。

 ロシア外務省は、岸田文雄首相ら計63人について、ロシアへの入国を無期限で禁止すると発表。同番組内で度重なるプーチン大統領批判を繰り返してきた舛添氏はリストに入らず、番組では「舛添クンが落選したロシア出禁リスト」などといじられた。

 63人の中には、筑波学院大の中村逸郎教授、神戸学院大の岡部芳彦教授ら、テレビの情報番組でウクライナ情勢の解説に登場する機会が多い人物も。舛添氏は「テレビで見て有名な人を拾ってきた感じがしますね。はっきり言うと、その程度の情報能力なのかなという」と指摘した。

 日本政府が在日ロシア大使館の外交官らを国外追放した後、ロシア外務省も在日ロシア大使館の外交官らの国外追放を発表した。舛添氏は「外交官追放と一緒で、何かやらんといかんから、とにかく作ってみようという形で作った感じがします」とコメント。安倍晋三元首相がリストに入っていないことから、「岸田が来ちゃいけないとか、安倍が来ていいという、理屈が成り立たないわけですよ」と首をひねった。

 そんな中で舛添氏は、ロシア政治の特徴を踏まえ、「ソ連、ロシアというのは、政治家を辞めて引退したら『年金生活に入る』という言い方をして、完全に政界からシャットアウトなんです」と解説。「その頭で言うと、安倍とか菅とか直前の総理も、国会議員はやっているけど、感覚から言ったら総理を辞めたら年金生活に入って引退したような感覚で見ているんだろうと思います」と推測した。

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2022年5月8日のニュース