泉谷しげる　急死の渡辺裕之さんの“臆病”だった素顔明かす

泉谷しげる
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　歌手で俳優の泉谷しげる（73）が8日、フジテレビ「ワイドナショー」（日曜前10・00）に出演。3日に急死した俳優の渡辺裕之さん（享年66）について言及した。

　渡辺さんは泉谷が監督したビデオ映画「ネイビー・ロック・ウォー 撃破せよ!」（1990年）で主演を務めた。

　泉谷は当時の渡辺さんについて「その時は肉体派だし、アクションもできるし、この人が主役だなと思って（オファーした）。本当にかっこいいですよ、当時若いから」と回顧。「ところがですよ、銃を打つんでも何でもすごい臆病で、もう耳をふさいで、やだってぐらいで。びっくりしちゃって、あまりに人間が違うんで。見た目と。何でも慎重なの」と振り返りつつ「ただ、それはね、決して悪いことではない。むしろ俺みたいに『行けこら！』みたいなやつのほうが危ない」と語った。

　「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳は自身がMCを務めるテレビ朝日「ロンドンハーツ」で渡辺さんがドッキリの仕掛人として出演した時のエピソードを披露。お笑いタレントの狩野英孝が主演を務める映画「リキッド」を撮影するというドッキリだったといい、その仕掛人として渡辺さんが参加したという。「やっぱり説得力が必要じゃないですか。その中で渡辺さんがいるってことでこれは本当に映画なんだって、狩野英孝が信じ込んだ。撮る時に僕が全部渡辺さんに指示を出すんです。それ以上のことを渡辺さんが現場でやってくれるから、まさかあの渡辺さんがそんなに気さくに、ドッキリに参加してくれるってこともそうですし、僕の指示以上のことをやってくれる。最初、会うまではとっつきにくい人なのかと思っていたけど、現場で会ったら『何でも言って！』『何でも指示してください！』って言われて、渡辺さんのおかげでそのドッキリ、大成功した」と感謝した。