TBS「マイファミリー」で日曜劇場に初出演の凛美 「家族に恩返しできた」

[ 2022年5月8日 15:07 ]

TBS日曜劇場「マイファミリー」に出演している凛美
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 高校生女優の凛美(りみ、15)が、放送中のTBS日曜劇場「マイファミリー」(日曜後9・00)に出演している。誘拐事件をテーマに家族の絆を描く作品で、歌舞伎俳優の松本幸四郎(49)演じる社長の中学生の娘・実咲役で登場。屈託のない笑顔が印象的だ。

 今月1日の放送から出演。「私は放送前に何回も何回も見て、ある程度覚悟してから見たんですけど、友達がLINEで“リアルタイムで見てるよ”とか言ってくれて嬉しかったです。ツイッターのみなさんの考察とかを読んで、ニヤニヤしながら見てました」と笑顔で話した。

 出演が決まった時は「ビックリした」という。「決まってから1週間ぐらいはフワフワしてました。あまり実感がなくて。それから頑張ろうと思って準備しました。ドラマを見てると、この作品に関わるんだ、本当かなって感じでした」とすぐには実感できなかった。

 自身は4月に高校へ進級。そのタイミングでの大きな仕事だった。「発表されるまで学校に行っても友達に言えないので、頑張って我慢しました(笑い)。発表された時はみんなビックリしていて、ほかのクラスの友達もおめでとうと言ってくれたり」。周囲も自分のことのように喜んでくれた。

 TBSの看板ドラマ枠である日曜劇場に初出演。「やっぱり日曜劇場は家族で見てきたドラマ。おじいちゃんやおばあちゃんとも見てました。“マイファミリー”は家族のドラマだけど、私自身も家族に恩返しできたと思います」と笑顔。自身も演技の勉強も含めてさまざまな作品を見ており「陸王は結構ハマりました。ノーサイド・ゲームもDCUも見てました。ドラマを見るのが好きなんです。そこに自分が出てるのは嬉しいです」。

 撮影では、二宮和也(38)が演じる主人公の娘役で出演している大島美優(12)との共演シーンが多い。1日の放送でも2人で仲良く遊んでいるシーンで笑顔を弾けさせていた。「3歳年下なんですけど、すっごいかわいいんですよ。私から見ても子供だなって思うぐらい。撮影の日もずっとしゃべってて、その雰囲気が出てると思います」と振り返った。

 父親役の松本幸四郎ともすぐに打ち解けることができた。「すごく面白い方です。撮影初日に私がメイク中で、鏡越しに松本さんが現れて、“楽しくやろうね”って肩をもんでくれて。親子のように接していただいてます。会うまでは怖かったらどうしようと思ってたんですけど、一気にリラックスできて」と明かし、松本の気遣いに助けられた。

 4歳から子役として活動しており、芸歴は長い。マツコ・デラックスとCMで共演するなど、さまざまな仕事をしてきた。初めて出演したドラマが2017年のTBS「下克上受験」で、その後、中学受験をするためにいったん芸能界を離れた。中学生になり「女優の仕事をしたい」と強く思い、現在の所属事務所へ。少しずつドラマや映画への出演が増えており、「たくさんの方に好きになってもらえたらいいなというのと、見たら元気になるような存在になりたい」と自身の目指す女優像を明かした。

 現在は雑誌「ニコラ」のモデル「ニコモ」としても活躍中。「最初はすごく悩みました。毎回ポーズを変えて撮影するのが無理だとおもっていたし、もともと宣材写真を撮られるのが得意じゃなくて。笑顔をつくったり、表情をコロコロ変えるのが苦手だったんです。でも、撮影の前にいろんな雑誌を読んで、“きょうはこんな顔をやってみよう、こんなポーズやってみよう”と自分で考えて、だんだん出来るようになりました」。雑誌の誌面でキラキラと輝く笑顔も、自分なりに努力した結果だ。

 ニコモからは新垣結衣(33)、池田エライザ(26)など数多くの人気女優が生まれている。凛美の目標はこちらもニコモ出身の永野芽郁(22)だ。「やっぱり見たら元気をもらえる。まだお会いしたことはないんですけど、共演できるとしたらどんな役かなと考えてます。親子だと年が近すぎるし…。いつか共演できたらうれしいです」と目を輝かせた。

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