松木安太郎氏 秀岳館高サッカー部“暴行騒動”に「暴力…いかに指導力がないかっていうことを」

[ 2022年5月8日 08:52 ]

松木安太郎氏
Photo By スポニチ

 サッカー解説者の松木安太郎氏(64)が8日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)に出演。熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部の男性コーチが部員の生徒に暴行した問題で、学校側が5日に記者会見したことに言及した。

 会見では、全生徒を対象にしたアンケートの結果、サッカー部員が2年以内に受けた暴力行為が38件(職員から部員への暴力25件、部員同士の暴力13件)確認されたことを報告。また、コーチの暴力行為を巡って部員が顔や名前を明かして謝罪する動画を部の公式ツイッターに投稿したことについて、同部の段原一詞監督が事前に把握して動画の制作に関与していたことも明らかにした。

 松木氏は「まず、この問題の1番のベースになっているのは、コーチが生徒に対して暴力を振るうという、これは絶対にあってはならない」と指摘し、指導者について「いろんな意味で指導するわけで、しかも学校教育の場で指導するわけですから、いかに指導力がないかっていうことを自分で認めるようなもの。ここからまず直さないと。絶対に許しちゃいけない」と自身の考えを話した。

 一連の問題は、4月20日に30代男性コーチが部員の生徒を蹴るなど暴行している様子を撮影した動画がSNSに投稿され発覚。同日、八代署も捜査を開始した。22日に投稿された動画には生徒が登場し、「正直ここまで大きなことになるとは思っていませんでした。たくさんの人に迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした」などと謝罪。翌日にこの動画は削除された。八代署は26日までに暴行の疑いでコーチを書類送検。段原監督が、動画を拡散させたとされる2人の部員に「完全な被害者は俺だけ」「俺の仲間の弁護士たちに俺が『被害を受けた』っていうて訴えたらどうするか」などと話す音声も26日までにSNSに投稿されていた。

続きを表示

2022年5月8日のニュース