マツコ　コロナ禍でより意識「いつか身を引かなきゃ」　「破壊者みたいな立場で出てきたはず」なのに今は

マツコ・デラックス
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　タレントのマツコ・デラックス（49）が7日放送の日本テレビ系「マツコ会議」（土曜後11・00）に出演。テレビに出始めた10年前と現在を比較し「同じを発想をできてるかって言われたらできてない」と自己分析した。

　ゲストのラッパーでシンガー・ちゃんみなは「感情が動かない。あまり感動しなくなってしまった」と最近の悩みを吐露。原因は「コロナ禍のせいじゃないかなと思っていて」と話し「絶望が多くても、ちょっとの希望があることで幸せを感じると思っていた。けど、ちょっとの希望が年々塞がっている。ライブをしてもみんな声を出せないとか、テレビも規制があまりにも年々きつくなってしまっている。そこに感情がリンクしているのかと思っている」と述べた。

　ちゃんみなの意見にマツコは「これはあると思うよ」と同調。「私は破壊者みたいな立場でメディアに出てきたはずなのに、気が付いたら体制側に座らされていた。そうなると、どうしても無意識のうちに『これ言ったらダメ』『これはやりすぎ』って思いながらやる癖がついちゃってる」と、いつの間にかコンプライアンスを意識するように。「それをやって10年。自分では意識していない抑圧みたいなものが勝手に自分の中で起きているのは確実にわかる。それをベースに物事を考えるようになっちゃってるから、10年前の自分と比べて同じ発想ができているかと言ったら、できてない。それがしょうがないんだったら、いつかはちゃんと身を引かなきゃって思っている。コロナで余計それを感じた」と語った。