東山紀之 知床観光船事故、JCIの検査など「国のチェック態勢を見直す必要がある」

[ 2022年5月8日 07:54 ]

東山紀之
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 「少年隊」の東山紀之(55)が8日、メインキャスターを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)に出演。北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故について言及した。

 番組では、国土交通省が運航会社「知床遊覧船」に対し、最も厳格で過去に例のない事業許可取り消しも視野に処分を検討していることを伝えた後、運航の安全性を保つための国のチェック体制も甘かったことを指摘し、知床遊覧船の安全管理の不備が次々に判明したことで、監査や船体検査の実効性が問われているとした。

 東山は「あまりにも大きな事故なので国のチェック態勢を見直す必要がありますね」と指摘し、「2度とこのような事故がないように、かかわっている人間たちはしっかりとした態勢づくりも必要になってくる」と話した。

 観光船事故3日前の4月20日の船舶検査では、知床遊覧船は通信手段を衛星電話から携帯電話に変更するよう申告し、国の検査を代行する日本小型船舶検査機構(JCI)が変更を認めた経緯がある。しかし、この携帯電話は航路の大半で通信エリア外だった。また、「知床遊覧船」の桂田精一社長は船長や甲板員などの経験がなく、海上運送法の施行規則で定められた「運航管理者」の要件を満たしていなかった可能性があるものの、運輸局は問題としていなかった。

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