爆笑問題 24日開幕東京パラ「五輪を超えてゆけ!」勝敗を超えた感動を

[ 2021年8月24日 05:30 ]

東京本社編集局を訪れ、パラリンピックへ向け意気込む「爆笑問題」の太田光(右)と田中裕二(撮影・会津 智海)
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 東京パラリンピックは24日、開幕する。東京五輪に引き続き、スポニチ本紙特別編集長を務めるお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)と田中裕二(56)は「五輪を超えてゆけ!」とテーマを掲げた。コロナ禍の今だからこそ、五輪を超える、心揺さぶられる感動の大会となることを願っている。

 田中 パラリンピックがいよいよ開幕するね。

 太田 我々も再びスポニチ編集局に戻ってきました!

 田中 東京五輪の時も開催反対の声が強かったけど、パラリンピックも大逆風の幕開けとなったね。

 太田 コロナの感染拡大が史上最大級に広がっている。そんな中だから、開催自体に批判の声が高まるのは当然のこと。ただ、体が不自由なパラの選手たちが世界中から集まっている中で中止ってなかなかできないよね。

 田中 やるからにはより安全な態勢でやってほしい。

 太田 五輪では閉会式の翌日にバッハ会長が銀ブラ。何やってんだよ。どうしたんだよ?(笑い)って思った。五輪が感染拡大の一因になったのではって見方もある。この国にも、選手にも広げないことは当たり前。厳格にやってほしい。そんな中で今大会のテーマは「五輪を超えてゆけ!」だね。♪夫婦を超えてゆけ――って、ガッキーとホッシーが結婚したでしょ?

 田中 ホッシーじゃなくて星野源さん。「逃げるは恥だが役に立つ」だよね。

 太田 開催の意義を問われれば誰もしっかりと答えられないが、今の僕らには選手の頑張る姿がきっと役に立つ。世論調査では五輪をやって良かったっていう意見は60%を超えていた。いろんな感動があったんじゃないかな。今度はさまざまな背景を持つパラの選手の大会。前へ進もうと挑む姿はコロナ下だからこそ僕たちの力になると思うんだ。五輪を超える、心揺さぶられることを期待したい。

 田中 選手のここまでの道を知ると一層応援したくなるね。

 太田 例えば陸上男子400メートル、1500メートル(車いすT52)で「金に最も近い男」と呼ばれる佐藤友祈選手は突然脊髄炎を発症して車いす生活となった。引きこもるようになったけれど、ロンドン大会を見て力をもらって競技を始めたそうだ。

 田中 力のこもった走りが見られそうだね。

 太田 パラの選手はハンデがあろうがなかろうが、人間誰しも動いていかなきゃいけない、家に閉じこもっていても仕方ないと知っている人たちだと思う。そういう祭典を編集長としてしっかり伝えていきますよ。

 田中 メダルラッシュだった東京五輪。侍ジャパンやソフトボールの金メダルはもちろん感動したけど予想外だったフェンシングの金、女子バスケの銀も印象に残ったね。

 太田 俺はね、メダルを獲ったことがないからメダルを獲っていない気持ちが分かる。そういう選手に目がいったね。

 田中 お前は選手じゃないだろ!

 太田 体操の内村選手、リレー侍は失敗したけれど、あの姿には心を揺さぶられた。

 田中 俺はボクシングの入江選手のキャラクターがいいなって思った。終わった後に時の人になるのは五輪ならではだよね。

 太田 水泳の池江選手も感動した。練習も楽しいって言うメンタルがうらやましい。俺なんてネタ作り楽しくないもん。

 田中 お前と比べるな!

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