辻萬長さん死去 77歳、腎盂がん 7月に公表し大河「鎌倉殿の13人」降板

[ 2021年8月24日 05:30 ]

俳優の辻萬長さん
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 俳優の辻萬長(つじ・かずなが)さんが18日、腎盂(じんう)がんのため死去した。77歳。佐賀県出身。葬儀・告別式は家族のみで済ませた。所属事務所が23日、発表した。先月16日に腎盂がんを患っていることを公表し、来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を降板していた。

 辻さんは1962年、劇団「俳優座」に入所。その後、井上ひさし氏主宰の劇団「こまつ座」の看板俳優として活躍し「父と暮せば」「人間合格」などに出演。テレビ朝日系「必殺シリーズ」などの時代劇や、千葉真一さんがアクション監督を兼務した主演映画「戦国自衛隊」(79年)、米アニメ映画「トイ・ストーリー3」以降のミスター・ポテトヘッドの声など、幅広く活躍した。

 「鎌倉殿…」では小栗旬(38)演じる主人公・北条義時の祖父、伊東祐親(すけちか)を演じる予定だった。代役は浅野和之(67)が務める。辻さんの最後のテレビ出演は今月13日放送のNHK「しかたなかったと言うてはいかんのです」となった。

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