山口香氏　東京五輪で「五輪の力を再確認」も「熱狂と緊張感のはざまにいた」

山口香氏
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　日本オリンピック委員会（JOC）元理事で、元柔道世界女王の山口香氏（56）が9日、BS－TBS「報道1930」（月～金曜後7・30）に生出演し、8日に閉幕した東京五輪に対しての受け止めを語った。

　五輪を終えての心境を問われると、「ある意味では五輪の力を再確認したのは事実ですね。それこそ選手も言っていましたけど、開幕前は賛否両論。私も危惧するところは多々ありました」とコメント。「ただ、やはり選手たちの活躍を見るにつけ、空気が一変する。それも感じました。私自身も、選手たちの頑張りを応援したいとのめり込んでいきましたし、おそらく日本の多くの人たちが同じような気持ちで見つめたと思います」と語った。

　一方で、「やはり心配もある」と、新型コロナの影響や選手の体調管理については不安はあったことを明かした。「特に私の場合には、選手村の中で…とか、あるいは選手たちが感染拡大につながらないか。酷暑でもありましたので、大きな事故等が起きないか。何とか最後まで乗り切ってほしい（という気持ち）」と打ち明け、「熱狂と緊張感のはざまにいた感じですね」と心境を表現した。