舛添要一氏 前都知事として関わった東京五輪に無念「用意したことの1割も実現できなかった」

[ 2021年8月9日 16:13 ]

舛添要一氏

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が9日、自身の公式ツイッターで、8日に閉幕した東京五輪について私見を語った。

 大会は日本勢が27個の金メダルを含む合計58個のメダルを獲得。ともに最多記録を更新するなど、躍進が目立った。舛添氏は「選手にとっては、嬉しい開催だった」と、選手たちの活躍に触れた。

 一方で、「都知事として大会の準備した立場から言えば、用意したことの1割も実現できなかった」と残念な思いもつづった。コロナ禍で開催され、海外からの客はゼロ。本来あるはずだった経済効果は見込めなかった。舛添氏は「TV観戦だけなら東京で開催する必要はない。海外から観客が来ず、日本の宣伝もできず、観光もゼロに」と、強行開催による経済的な損失を指摘。「コロナ禍で開催のために払った犠牲も忘れてはならない」と痛烈なメッセージを送った。

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2021年8月9日のニュース