阪神・佐藤輝、うれし初バースデー安打!ロッテ守護神・益田から2点適時打「しっかり打てて良かった」

[ 2024年3月14日 05:15 ]

オープン戦   阪神6―1ロッテ ( 2024年3月13日    ZOZOマリン )

<ロ・神>9回2死満塁から中前に2点タイムリーを放つ佐藤輝(撮影・長久保 豊)
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 チームのオープン戦初勝利とともに、トンネルを抜けた。この日が25歳の誕生日だった阪神・佐藤輝だ。4―1で迎えた9回2死満塁。1ボールからの2球目、通算218セーブを誇る益田の得意球シンカーが真ん中付近に入ったのを逃さなかった。「甘い球だったので、しっかり打てて良かった」。詰まりながらも中前に運ぶ2点適時打。これが16打席ぶりの安打だった。

 スタンドからバースデーソングが流れ「うれしかったです」と臨んだ2回の第1打席は二ゴロ。以降も凡退が続き、岡田監督が「代えようかなと思ってたけど」と笑顔で振り返った最終打席で快音が生まれた。プロ入り後「3・13」には過去2試合が行われており、8打席で7打数無安打(1四球)。こちらは通算13打席目で、うれしい初安打となった。

 三塁守備でも2度の打球処理を無難にこなした。特に4回先頭のポランコの三邪飛は、ZOZOマリン特有の強い風にあおられる打球だった。試合前、繰り返し練習していただけに「フライもまあ捕れたので、良かったです」と納得顔。今季同球場で行われる交流戦への準備も済ませた。

 2月11日の紅白戦から3月2日の日本ハムとのオープン戦まではスタメン全8試合で安打を放つなど絶好調だったが、現在は打率・143。指揮官は開幕スタメンについて「いや分からへんで、そら開幕はおまえ、おーん。そら分からへんで」と、くぎを刺すことも忘れなかった。打撃の感触は「悪くない」と佐藤輝。「しっかり結果を残して、最後に喜べるように頑張りたいと思います」と25歳の決意を口にした。(大林 幹雄)

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