元木大介 球界一の「くせ者」を生んだ野球少年垂涎の環境「普通、ないと思いますね」

[ 2024年3月14日 15:59 ]

元巨人コーチでタレントの元木大介
Photo By スポニチ

 元巨人コーチでタレントの元木大介(52)が14日までに更新されたYouTube「アスリートアカデミア【岡崎郁公式チャンネル】にゲスト出演。現役時代に個性派として活躍した「原点」について語った。

 チャンネルのホスト役を務める岡崎郁氏とは、巨人時代の先輩後輩。揃って実働14年の2人は、ほぼ同じ通算成績(岡崎氏が打率・260、906安打、63本塁打、元木が打率・262、891安打、66本塁打)を残している“縁”がある。「天才が集まってくるのがプロ野球だけど、オレと元木は(その中でも)やっぱり天才だと思う」と岡崎氏が分析すると、元木は「僕は全然、思ったことないですね」と控えめに話した。

 元木が本格的に野球を始めたのは小2の時。父が当時のプロ野球・南海に知り合いが多かったこともあり、少年野球チーム「ジュニアホークス」の門を叩いた。元木が「野球環境っていうのは、すごくいいところでやらしてもらったと思っていて」と述懐したように、チームの練習グラウンドは南海2軍と同じ中百舌鳥(中モズ)球場。「プロの練習、2軍の選手とか、1軍の方が来られた時とかも、目で学ぶこともたくさんあったし、南海の選手にも、いろいろアドバイスをいただいたりとか…」と懐かしんだ。

 当時の南海といえば、「不惑のスラッガー」門田博光さん(2023年死去)、和宏&孝徳の「両山内」ら個性派揃い。間近に見たプロの技や姿勢が、後に長嶋茂雄監督が「くせ者」と命名したプレースタイルの礎となったのは間違いない。岡崎氏が「そんな環境でやっているのは、そこだけじゃない、日本全国で」と聞くと、元木も「普通、ないと思いますね」と、うなずいた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月14日のニュース