パドレス松井裕樹 20日ぶり登板「ボチボチ。痛みなく帰って来れた」 1回無失点に指揮官「前進してる」

[ 2024年3月14日 09:28 ]

パドレスの松井裕樹(AP)
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 腰の張りで調整が遅れていたパドレス・松井裕樹投手(28)が13日(日本時間14日)、アスレチックスとのオープン戦で20日ぶりに実戦登板。1回を1安打無失点、2奪三振に抑えた。

 12-9の8回から5番手でマウンドへ。先頭のジェイコブ・ウィルソンの打球が足元へ飛び、グラブに当たった。跳ね返った打球が転々と外野へ転がる間に打者走者は二塁まで進み、いきなり得点圏に走者を背負った。それでもウィル・シンプソンをスライダーで空振り三振に仕留めると、ジャック・ウィンクラーも遊ゴロに打ち取り2死三塁。最後はマックス・マンシーを高め直球で空振り三振に仕留め、本塁を踏ませなかった。

 登板後、取材に応じた松井は20日ぶりのオープン戦を振り返り「腰はまったく問題ないです」と笑みを見せ、投球についても「うーん、まぁ、ボチボチじゃないですか。そんなに良くもなく悪くもなく、ただ無事に痛みなく帰って来れたんで、そこが一番かなと思います」とうなずいた。

 先頭打者の強襲安打についても「グラブだったんで、はい。ちゃんと捕れてたら」と苦笑いした。

 公式戦へ向けて「まだ韓国のオープン戦もありますし、まずそこでしっかり、まだ状態も上げられると思いますし、今日はセットポジションからの投球もできたので、まだまだ状態を上げられると思いますし、自分もようやくそこに向けて、チームの中にやっと戻って来れたという感覚なので、すごい嬉しいですね」と満面の笑みを浮かべた。

 マイク・シルト監督も「良かったね。彼にとってもチームにとっても良かった。投げるボールは良かったし、腰の状態も良さそうだ。無失点は彼が前進していることを示す良い指標だ」と復帰を喜んだ。

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