【スポニチ大会】Hondaが6年ぶりV 石川・七尾出身の多幡監督、初采配で頂点 “東京元年”幸先よく

[ 2024年3月14日 19:29 ]

JABA東京スポニチ大会最終日決勝   Honda7―0日本通運 ( 2024年3月14日    神宮 )

<スポニチ大会 Honda・日本通運>胴上げされる多幡雄一監督(中央)(撮影・大城 有生希)
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 決勝が行われ、Hondaが日本通運を7-0の8回コールドで下して18年以来、6年ぶり3度目の優勝を決めた。今年の日本選手権出場権も獲得した。

 Hondaは決勝前に行われた準決勝でセガサミーに3―1で勝利。直後に行われた決勝でも勢いは止まらなかった。

 初回に先頭の三浦良裕内野手が右中間への二塁打で出塁すると、2死二塁から4番・藤野隼大捕手が適時左前打を放ち幸先よく先制した。5回には 辻野雄大主将の適時などで2点を加点。7回には三浦良裕内野手が勝負を決める右越え2ランを放ち、リードを5点に広げた。

 先発を託された左腕・中村伊吹投手は走者を背負いながらもあと一本を許さない粘りの投球で6回5安打無失点と好投。今大会は予選リーグから計3試合を投げ、12回連続無失点と優勝に大きく貢献した。

 Hondaは今季から所属が埼玉から東京へ変更。“東京元年”に臨んだ初の公式戦で栄冠をつかんだ。

 多幡雄一監督は石川県七尾市出身。星稜から立大に進み、Honda入社後は中心選手として活躍。2009年には長野久義(現巨人)らとともに都市対抗優勝に貢献した。屈指の内野手として知られ、社会人日本代表でも主将を務めるなどまさに「ミスター社会人」的存在だった。社業、コーチを経て、今年から監督就任。初采配となった公式大会でいきなり頂点に導いた。

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