ドジャース投手コーチ 山本由伸に「全く懸念していない」開幕前ラス投で5回途中4失点、防御率8.38

[ 2024年3月14日 08:18 ]

ドジャースのマーク・プライアー投手コーチ(撮影・杉浦大介通信員)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が13日(日本時間14日)、アリゾナ州グレンデールで行われたマリナーズとのオープン戦に先発登板。21日のパドレスとの開幕2戦目の先発が決まった右腕は、開幕前最後の登板で4回2/3を8安打4失点、1四球、7奪三振で降板した。最速は96マイル(約154キロ)だった。

 この試合、マリナーズ打線が放った8安打中7安打が追い込まれる前に捉えたもの。どの球種、どのカウントでも質の高いボールを投げ、コントロールがいい山本の対策としてマリナーズ打線が攻略法を示した形となった。

 山本は試合後「ボールが甘いところにいったのを捉えられてしまった。来週はもっともっとボールを操ってコントロールしていければいいピッチングができると思います。コースが甘かったり、低く投げ切れていなかったりボールが少しずつ真ん中に入って、詰まってるけどヒットになっていた。次から公式戦なので投げきっていけたらあれがアウトになると思う。ちょっとずつ甘くなっている分、詰まっていてもヒットになっていると思う。4失点してしまったので投球としてはよくないですけど、いいところもありましたし、試合感覚はどんどん出てきているので、今日のことを振り返って来週につなげたいと思います」と振り返った。

 5回にはセットポジションに入ってからの間合いが長くなったため、ピッチクロック違反でボールを宣告された。その後も捕手バーンズとのサインがかみ合わずにピッチクロック違反前にバーンズがタイムを要求してマウンドに駆け寄る場面も見られた。山本はピッチクロック違反について「ちょうど投げようとしていたところで持ちすぎました」と説明した。

 試合後、取材に応じたマーク・プライアー投手コーチは、山本について「全体的はいい球を投げていた。環境が変わり、適応しなければならないことさたくさんあるというだけ。私は全く懸念していないよ」と話した。

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