ソフトB・中村晃 開幕スタメン“黄信号”もブレぬ姿勢「出る試合は結果を出す」

[ 2024年3月14日 05:25 ]

オープン戦   ソフトバンク2―3巨人 ( 2024年3月13日    ペイペイD )

<ソ・巨6回>1死一塁 右前打を放つ中村晃(撮影・成瀬 徹)
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 どんなことにも動じることはない。ソフトバンクの中村晃はそういう男だ。「6番・一塁」でスタメンに名を連ねた13日の巨人戦。2回無死、先頭で菅野のスライダーを中前へ運ぶと、6回1死一塁では左腕メンデスの141キロ直球を右前へはじき返してみせた。

 「結果が出ているのはいい。開幕しても大丈夫かなと思います」。オープン戦16打数6安打の打率・375が示すように、34歳の状態はすこぶるいい。

 12日の同カード(平和リース)で豪快な場外弾を放った新外国人のウォーカーに対し、小久保監督は開幕DH起用を示唆した。この日、守った一塁には新加入の山川がいる。開幕スタメンに限れば“黄信号”がともった。ただ、それがどうしたと言わんばかりだ。不動のレギュラーと言われた時期を除き、中村晃の調整は“挑戦者”のそれだ。「出る試合は結果を出す。公式戦と同じルーティンでやっています」。ぶれのない姿勢だけではなく、発する言葉にも一切の抑揚を見せない。

 「あのくらい打ちますよ。それは」と指揮官は想定内と多くは語らない。現役時代、米アリゾナ自主トレに同行させた一人だ。その力を発揮させる起用法は頭に描いているのだろう。背番号7の存在は4年ぶりの優勝奪回を狙うチームに欠かせない。
 (福浦 健太郎)

 ≪OP戦7戦目でギータ初適時打》H…柳田が、オープン戦初の適時打を放った。「5番・右翼」で出場し、1点リードの3回2死一、三塁で巨人・菅野の真ん中高め152キロを中前へとはじき返した。三塁走者の三森が生還し、オープン戦7戦目で初タイムリーとなった。「真っすぐを捉えることができた。チャンスを生かすバッティングができて良かった」とコメントした。

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