ソフトバンク・大津 トリプルの喜び 更改で1800万円増 今年4月の結婚&10月に第1子誕生を公表

[ 2023年12月23日 05:00 ]

会見の席で結婚を発表したソフトバンク・大津はサンタクロースに扮して笑顔を見せる(撮影・岡田 丈靖)
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 公私で太い柱となる――。ソフトバンクの大津亮介投手(24)が22日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約を更改し、1800万円増の3000万円(金額は推定)でサインした。会見では今年4月に結婚していたことと10月に第1子となる長男も誕生していたことを公表。2年目の来季から先発に転向する細身の右腕はローテーションの定着と2桁勝利を目標に掲げた。

 年俸2・5倍も驚きだったが、大津はさらなるサプライズを用意していた。中継ぎとしてマウンドを守り、1800万円増の3000万円で一発サインした後に実は家族も守っていたと明かした。

 「私、大津亮介は今シーズン始めに入籍をして、10月に第1子が生まれました。家族もあってチームのこともある中で、いい結果で終われてよかった」

 お相手は、同学年の25歳で福岡県出身の一般女性。帝京大卒業後に帰省した際に知り合って日本製鉄鹿島での2年間は遠距離恋愛。社会人時代にプロポーズをしてドラフト2位指名を受けた。「めちゃくちゃ優しくて、理解もしてくれている。僕のためにスポーツフードアドバイザーの資格も取ってくれたり」。女優・新木優子=顔写真=風の妻とは今年4月に結婚し、10月には第1子となる長男も誕生。ただ、シーズンに集中するために球団関係者やチームメート、近親者、親しい友人だけに伝え公表を控えていた。

 チームの新人唯一、開幕1軍をつかみ46試合登板で2勝0敗13ホールド、防御率2・43と結果を出した。このオフに小久保監督から直々に「先発で考えている。調整してきてくれ」と告げられ、自身の理想と合致した。

 「先発をやりたい気持ちが強かったのでうれしかった。まずはシンプルに球数を投げないと。全体の筋力アップから少しずつ体重を増やす」。今季は球界の支配下選手では最軽量62キロだった体重は67キロまで増量予定。来年1月からは同じく細身右腕のオリックス・山岡と沖縄県で合同自主トレ。130球投げ込むスタミナと、技術の吸収を狙っている。

 150キロ超の直球と6種類ある変化球のうち、決め球としてチェンジアップとフォークを熟成中。オリックス、日本ハムで活躍した金子千尋(日本ハムファーム投手コーチ)の動画を参考にする。
 狙うのは有原、和田が当確の開幕ローテーショ入り。「まず先発1勝から、その後は2桁勝利で日本一を目指す。家族と球団に“よかったね”と言われるように」。大津は、より一層の責任感と覚悟をにじませていた。 (井上 満夫)

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