大谷翔平、山本由伸らの加入でドジャースは「超スター軍団」になったが勝つとは限らない…米誌がデータ検証

NFLラムズの本拠地を訪れた大谷(ロイター/USA TODAY)

　米スポーツサイト「ESPN」が大谷翔平、山本由伸、グラスノーら大型補強に成功したドジャースが優勝できるとは限らないデータを検証した。

　ベッツ、フリーマンを擁する超強力打線にア・リーグMVPの大谷が加わり、課題の投手陣に山本、グラスノーが入った。

　2024年シーズンからは右肘の手術から復帰する大谷がローテーションに加わる予定だ。

　主力の年齢からみてもドジャースの天下は何年も続きそうだが、歴史は常勝軍団の誕生を否定していた。

　ジェフ・パターソン記者はMLBのワールドシリーズに過去10年間出場したのは14チームで優勝したのは違う9チームだったと指摘した。

　これはNHLのスタンレーカップが8チーム優勝、NFLのスーパーボウルが7チーム、NBAファイナルが5チームと他の北米4大スポーツリーグと比べてMLBが常勝チームをつくりにくい傾向を示している。

　実際、スーパー軍団を擁して圧倒的な力を持ったドジャースは2020年に世界一を達成した翌21年に連覇を逃している。

　同記者はドジャースの大型補強でスポーツに必要な公平性に欠くと憤る他チームのファンの不満はもっともだが「歴史が慰めてくれる」とジョークで締めた。