由伸 12年総額462億円で投手の最高契約更新、10年以上は史上2人目

[ 2023年12月23日 02:30 ]

山本由伸
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 オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた山本由伸投手(25)がドジャースと契約合意したと21日(日本時間22日)、大リーグ公式サイトなどが報じた。12年総額3億2500万ドル(約461億5000万円)は年数、金額ともにメジャーの歴代投手でNo.1。日本選手の米移籍時点でも最高額となった。

 1974年12月に初のFA選手となったキャットフィッシュ・ハンターがヤンキースと当時破格の総額320万ドルで5年契約を結んでから、時代を代表する投手が「最高契約」の記録を塗り替えてきた。

 79年には奪三振王ノーラン・ライアン、91年には「ロケット」ことロジャー・クレメンス、翌92年には「精密機械」の異名を持つグレグ・マダックス…。98年にはケビン・ブラウンが初の1億ドルプレーヤーとなり、14年にはクレイトン・カーショーが2億ドル、19年にはゲリット・コールが3億ドルを初めて突破した。そして4年後、メジャーでまだ一球も投げていない山本がトップに立った。

 投手の12年契約も史上最長。過去に10年以上は77年にインディアンスと10年契約を結んだウェイン・ガーランド一人しかいない。故障の可能性がある投手の長期契約はリスクを伴うからで、大谷に続いてまたも前例のない契約となった。

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