東邦 狙うは兄弟V! 19年中日の兄・石川昂弥が優勝 瑛貴主将、聖地で活躍誓った

[ 2023年1月28日 05:00 ]

センバツ出場36校決定

センバツでの健闘を誓った東邦のエース右腕・宮国凌空(左)と石川瑛貴主将
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 兄に続いて優勝だ。4年ぶり31度目出場の東邦(愛知)で主将を務める石川瑛貴(てるき、2年)は「甲子園でホームランを打って勝利に貢献したい。目標は優勝」と高らかに誓った。前回出場の19年はエースで主砲の石川昂弥(現中日)を擁して優勝。アルプススタンドで見届けた兄の勇姿を追い、瑛貴が東邦に進むのは自然なことだった。「甲子園はいいところだぞ」と話してくれた兄のためにも、チームを勝利に導く意気込みだ。

 投げては今秋ドラフト候補で最速149キロ右腕の宮国凌空(りく、2年)が中心。昨秋の明治神宮大会では先発5回6失点で敗れた大阪桐蔭の打倒に意気込んだ。「前田(悠伍)君と投げ合って勝ちたい。甲子園で150キロを出したい」。敗戦の悔しさを糧に直球の質を高めることに力を入れ、聖地での大台到達に狙いを定める。

 選抜優勝5回は単独トップで、通算56勝は同県のライバル・中京大中京の58勝に次ぐ2位。「春の東邦」の名に恥じない戦いぶりで記録を伸ばし、偉大なOBの背中を追う。(石丸 泰士)

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2023年1月28日のニュース