報徳学園「打倒・大阪桐蔭」で全国Vだ 昨秋近畿大会決勝で惜敗 堀主将雪辱へ気合

[ 2023年1月28日 05:00 ]

センバツ出場36校決定

センバツ出場を決め、笑顔を見せる報徳学園・堀柊那捕手(左)と盛田智矢投手(撮影・平嶋 理子)
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 6年ぶり22度目の出場の報徳学園(兵庫)は「打倒・大阪桐蔭」を合言葉に全国制覇を目指す。プロ注目捕手の堀柊那主将(2年)は「それは凄くみんな思っている」と昨秋の近畿大会決勝で0―1と惜敗した相手へのリベンジを誓った。

 「前田悠伍投手には走塁を封じられた。走塁ができない時にバントであったり、自分の仕事をする。各自がそういう反省点を意識してやってきました」

 今大会No・1投手の呼び声高い前田には昨秋、3安打完封を許した。打てなかっただけでなく、チームの武器である走力を封じられたことが大きかった。「この冬の練習は、あの悔しさを意識しながらできたのでプラスになった部分もある」。連打が難しい左腕でも、走塁や小技にも磨きをかけて攻略を狙う。

 強肩も魅力ながら、夙川ボーイズ時代に受けた水口栄二氏(現阪神打撃コーチ)の「肘を内から出す」という助言を胸に、打力も強化。水口氏は夏の甲子園で1大会19安打の最多記録を持つ。今回は選抜だが、舞台は同じ聖地。「水口さんの記録を抜かせるように」と大きな夢を描いた。

 4強入りした17年選抜後に就任した大角健二監督にとっては初の春の聖地。「まずはベスト8。最終目標は日本一ですが、ベスト8の壁を破れば県大会も近畿大会もそこから彼らは強くなってきたんで」と高みを見据えた。(山添 晴治)

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2023年1月28日のニュース