東海大菅生、決意の五厘刈り 上田監督「アツく行こうぜ」前監督解任もナインは結束

[ 2023年1月28日 05:00 ]

センバツ出場36校決定

選抜出場が決まった東海大菅生ナイン(撮影・柳内 遼平)
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 2年ぶり5度目の選抜出場が決まっても、東海大菅生(東京)のナインに笑顔はなかった。会見に臨んだ上田崇新監督は「練習の中で選手たちには“アツく行こうぜ”という言葉がけをして取り組んでいます。野球に対する気持ち、行動、姿勢の指導は変わらずやっていくつもりです」と語った。

 昨秋の東京都大会を制して堂々の選出となるはずだったが、若林弘泰前監督による部員への体罰が発覚。日本学生野球協会から4カ月の謹慎処分を受け、前日の26日には宮原上総部長とともに解任が発表された。注目が集まったこの日に向け、ナインは五厘刈りにして結束を深めた。

 エースで最速148キロ右腕の日当(ひなた)直喜(2年)は「選抜では自分の持っている投球を全国の皆さんに披露できるように頑張ります」と決意表明した。(柳内 遼平)

 ≪宮本慎也氏長男・恭佑ベンチ入り狙う≫プロ通算2133安打を放った元ヤクルト・宮本慎也氏の長男・恭佑(1年)は、選抜でのベンチ入りを狙う。1メートル85の長身から最速140キロの直球を武器にする右腕は「もっとレベルアップすることが大事。強い真っすぐに磨きをかけたい」と自身初の甲子園に向けて成長を誓った。

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2023年1月28日のニュース