富山県勢初の21世紀枠、氷見30年ぶり2度目の春切符 小学生向け野球振興活動が評価

[ 2023年1月28日 05:00 ]

センバツ出場36校決定

21世紀枠で出場が決まり、喜ぶ氷見の選手たち=27日、富山県氷見市
Photo By 共同

 昨秋の富山大会優勝校で、北信越大会でも8強入りを果たした氷見が、県勢では初めて21世紀枠で選出され、30年ぶり2度目の出場を決めた。

 氷見市内唯一の高校として地元の小学生向けの野球教室などで野球振興に貢献している点などが評価され、大沢祥吾主将(2年)は「自分たちのやってきたことが評価され、うれしい」と話した。大黒柱は本格派右腕・青野拓海(2年)。昨秋の北信越大会1回戦の遊学館(石川)戦では延長12回、192球を一人で投げ抜き20年ぶりの北信越大会勝利に導いた。部員17人の公立校が旋風を起こし、富山大会では5試合すべて5点差以上で完勝など、投打に充実した戦力を誇る。

 65年夏、93年春と2度の甲子園出場を誇るが、いずれも初戦敗退。三度目の正直で、聖地初勝利を目指す。

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2023年1月28日のニュース