徳島屈指の公立進学校、城東が21世紀枠で初出場 部員12人が頭脳で戦う

[ 2023年1月28日 05:00 ]

センバツ出場36校決定

21世紀枠で初出場が決まり、笑顔でポーズをとる城東の選手たち=27日、徳島市
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 城東(徳島)が、21世紀枠で初出場を決めた。候補9校の中で選手数最少の12人。県内屈指の公立進学校ながら、昨秋の徳島大会4強と文武両道を体現した点などが評価され、新治良佑監督は「失敗を恐れず全国のチームと戦ってほしい」と喜んだ。

 グラウンドはサッカー部やラグビー部などと併用するため、フリー打撃ができない。それでも決して恵まれているとは言えないその環境を逆手に取り、バント練習など小技に多くの時間を割き、磨いてきた。同監督は「試合の中でしっかりと頭を使うことができる。打撃ではなく、相手を崩す攻撃を意識してきた」と胸を張る。

 森本凱斗主将(2年)は「選手が少ないことは、1人あたりの練習量が多くなるメリットもあると思います」と置かれた環境で工夫しながら、聖地切符をつかんだ。

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2023年1月28日のニュース