ロッテ小沼健太、3年目の飛躍へ「足からの連動」を意識 復帰の沢村にも「聞いてみたい」

[ 2023年1月28日 16:46 ]

石垣島での先乗り自主トレでキャッチボールするロッテ・小沼
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 ロッテの3年目右腕・小沼健太投手(24)が沖縄・石垣島で行われている先乗り合同自主トレで精力的に調整を進めている。28日は最高気温14度と、この時期の石垣島としては肌寒い気候だったが、本球場でのアップ、キャチボールの後、ノックを受け、内野手との連係プレーを確認。前日にプルペン入りして32球を投げたため、2日連続のブルペンは回避したが、室内練習場に移動し、動画撮影してフォームを確認しながら塁間の距離で投げ込みを行った。

 昨季は春季キャンプ後に支配下契約を勝ち取り、1軍で21試合に登板してプロ初勝利をマークし、1勝1敗1ホールド。支配下登録選手として初めての春季キャンプとなるが、「気持ちの変化はない」という。このオフは静岡でソフトバンクの甲斐野央(26)や横浜DeNAの上茶谷大河(26)らと合同自主トレを実施。タイプの似た甲斐野からフォーク、上茶谷からはスライダーやカットボールについてアドバイスをもらったという。また、ピラティスを取り入れるなど柔軟性と可動域を広げることを目的にモビリティ系のトレーニングにも励んだ。

 球速アップへ、意識しているのは「足からの連動」。ピラティス効果もあり「地面からの力をボールに伝えるということがやっと分かってきた」と手応え。3年目のシーズンへ「去年の2倍以上(の試合数)を投げたいし、勝ちパターンに食い込めるようにしたい」と意気込んだ。

 この日、前レッドソックスの沢村拓一投手(34)の入団が発表された。救援陣の一角を争うライバルとなる存在だが、実績のある先輩でもある。小沼は「真っ直ぐが速くて力もあると思う。似た部分もあると思うので、いろいろ聞いてみたい」と話した。

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