沢村拓一 ロッテに3年ぶり復帰「日本一熱いファンの前で投げれることに興奮」吉井監督は救援起用を明言

[ 2023年1月28日 13:00 ]

ロッテの入団会見で握手する(右から)沢村と吉井監督
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 米大リーグ、レッドソックスを自由契約となり、ロッテに復帰した沢村拓一投手(34)が28日、本拠地・ZOZOマリンで入団会見を行った。

 3年ぶりに古巣復帰した右腕は「3年ぶりに千葉ロッテマリーンズに帰ってくるくることになりました。日本一熱いファンの前で投げれることに興奮しています」と開口一番、笑みを見せ「自らの気持ちで決断したからには、千葉ロッテマリーンズさんのためにと思っています」と誓った。

 同席した吉井理人監督も「沢村投手がマリーンズに来てくれることになりました。興奮しています。リリーフピッチャーとして頑張ってほしい。メジャーでの経験を若い選手に伝えて、若手の面倒も見てほしい」とブルペンを支えるだけでなく、日米で積み上げた経験を後進の育成に役立てたいとした。

 沢村はロッテへの復帰理由について「アメリカに行く際に快く送り出してくれた義理を守るため」ときっぱり。「僕は千葉ロッテに勝つために来たので、いろんな方面から伝えられればと思う」と経験を惜しまず伝えることを約束した。

 沢村は栃木・佐野日大高から中大を経て2011年にドラフト1位で巨人入団。1年目に11勝を挙げて新人王に輝き、15年に抑えに転向し16年は最多セーブを獲得した。20年に巨人で不振で苦しみ、9月にロッテへトレードで移籍すると救援で22試合に登板して防御率1・71と活躍し、チームの13年ぶりの2位とクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献。同年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使し、レッドソックスへ移籍した。昨季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3・73。8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、マイナー降格後に自由契約となっていた。メジャー通算は2年間で104試合に登板し6勝2敗、防御率3・39。

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