長崎日大“森保先輩”に続け!!海星と県勢史上初の同時出場　聖地で昨年の悔しさ晴らす

[ 2023年1月28日 05:00 ]

センバツ出場36校決定

　第95回選抜高校野球大会（3月18日から14日間、甲子園）の出場校を決める選考委員会が開かれ、明治神宮大会枠を含めた一般選考33校、21世紀枠3校の計36校が選出された。九州勢で唯一、アベック出場のなかった長崎勢は昨秋の九州大会準優勝の長崎日大と4強の海星が県勢史上初の同時出場を決めた。両校の選手はセンバツの決勝で戦う新たな目標を口にした。

　2年連続のセンバツ出場を決めた長崎日大ナインは小雪が舞う長崎の空に向け喜びの帽子投げを行った。昨秋は公式戦のチーム打率・348の打線と西尾海純、広田樹大の2人の投手陣の活躍で九州大会で準優勝した。

　「サッカーでは森保さん。W杯は日本の試合と決勝を見ました。練習の励み、モチベーションにつながる」と西尾。昨年12月に日本中を熱狂させたサッカーのW杯カタール大会で日本代表を指揮した同校OBの森保一監督に刺激をもらった。

　チームの公式戦失策数は8を改善すべく、九州大会後は10試合近い紅白戦や実戦を想定したノックを実施。平山清一郎監督（42）は「しっかり鍛えてきたつもり」と期待する。

　昨春は山田（西武）を擁す近江と対戦し、延長13回タイブレークの末に2―6で敗れた。スタメンで出場していた平尾主将はチームメートには「先輩方が成し遂げられなかった甲子園1勝を目標に頑張っていこう」と呼びかけた。まずは去年の悔しさを晴らし、“新しい景色”を見る。（杉浦　友樹）

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