ブルージェイズ本拠地、大規模改修で外野縮小 バレル率の高い菊池は要注意?

[ 2023年1月28日 10:20 ]

ブルージェイズ本拠地のロジャースセンター
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 ブルージェイズは27日(日本時間28日)、改修工事によって本拠地・ロジャースセンターの外野の広さ、フェンスの高さが変わることを発表した。同球場は現在、総額3億ドル(約390億円)をかけ、大規模な改修工事を進められている。

 左翼線、右翼線、センターの深さは変わらないが、左中間、右中間が狭くなる。左中間は最長で2・13メートル、右中間は4・88メートルも狭くなるため、大飛球が本塁打になる確率が上がる。昨季、バレル率(打球初速98マイル以上、打球角度26~30度で打球を放った際の指標)が14・8%だった菊池雄星投手(31)は特に注意を払わないといけなくなる。

 外野フェンスは全体的に高くなり、特に高さが変わるのは左翼線と右中間で1・32メートル上がって4・37メートルとなる。フェンスが高くなれば、確率的には本塁打は減るが、フェンスに当たって跳ね返る打球は増える。外野手は的確に判断し、素早く処理する能力を求められる。

 ブルージェイズはその点を意識してか、オフに守備がうまく、足の速い外野手ケビン・キーアマイヤーとドールトン・バーショを獲得した。センターだけはフェンスの高さを3・05メートルから2・44メートルと低くしており、キーアマイヤーが本塁打を奪い取るシーンを見られるかもしれない。ウインターミーティング中、ブルージェイズの球団社長マイク・シャパイロは「攻撃面でユニークなことが起きる、面白い打球の動きが見られる」と明かしていた。

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2023年1月28日のニュース