江川卓さん「コントロール、スピードボール、配球、全てが参考に」　憧れていた意外な投手

江川卓氏
Photo By スポニチ

　元巨人エースで、野球解説者の江川卓さん（67）が27日、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」に新規動画を配信。法政大在学中に口にしていた“憧れの投手”に言及した。

　この日の動画は「江川語録」について。かつて自身が口にしていたコメントを今も覚えているかどうか、スタッフに次々と尋ねられた。

　そのなかに、目標にしているプロ野球投手を聞かれて大学時代に発したという「○○さんが好きなんですよ。コントロール、スピードボール、配球、全てが参考になります。あのような大投手になれればいいなと思います」というものがあった。

　これについて「江夏さんだと思うけど。江夏さんか金田さん」と回答した江川さん。自身とは違い、ともにサウスポーだった江夏豊さん（74）と金田正一さん（2019年死去、享年86）の名前を挙げた。だが、スタッフに違うと言われると「巨人の選手言ったら巨人に入りたいって言ってるようなものだもんね。違うと思うんだよね」としたうえで「山田さんか」と正解だが、これまた自身とはタイプの異なる“サブマリン”山田久志さん（74）の名前を口にし、確かに自分が言った言葉だと認めた。

　実はもう“時効”であるものの“怪物”と呼ばれた作新学院（栃木）時代に共通の知人を介して当時阪急のエースだった山田さんと知り合い、世間には「内緒で」会っているという江川さん。自宅にも招かれ、山田さんの妻の手料理をふるまってもらった記憶もあるという。だが、山田さん夫妻に世話になった後、高校3年生だった1973年にドラフト1位指名されたのは奇しくもその阪急。江川さんはこの指名を拒否して法大に進んだ。これについては「進学しか考えてないから。山田さんが親しいとか親しくないとかいいとか悪いとかではないので。もう進学に決めているから。どこのチームでも同じ考えだった」と話していた。