阪神・岡田監督 開幕投手は3月に決める「キャンプ終わってからやで」 青柳ら候補投手たちの状態見極める

[ 2023年1月24日 05:15 ]

阪神・岡田監督(撮影・平嶋 理子)
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 そんなん、俺の目で見極めるよ――。阪神・岡田彰布監督(65)が開幕投手の決定を3月に設定した。大本命の青柳に早々と当確ランプをともすのではなく、候補投手たちの状態も判断材料に大役を決める方針を示した。

 「(開幕投手の決定は)先、先。そんなん3月入ってからよ。キャンプ終わってからやで、そんなん」

 19日にスタッフ会議でキャンプメンバーを振り分けた際も野手のレギュラーメンバーに関して「3月の中頃で十分じゃない」と話しており、開幕投手も例外ではなかった。それでも、横一線というわけではなく、昨年の投手3冠で今や「エース」と呼ぶにふさわしい存在となった青柳が競争の先頭を走っていることは間違いないだろう。

 昨年も内定しながら、直前の新型コロナ感染で断念。リベンジのマウンドに並々ならぬ闘志を燃やす。3月のWBCに出場する侍ジャパンには選出されず、阪神での調整に専念できることも追い風。ただ、マイペース調整を許されており、今春実戦は早くて2月中旬の見込み。岡田監督は信頼を置きながらも背番号17の初登板もしっかりとチェックした上で“選考”に入る。他にも左腕の伊藤将は本人も「やってみたい」と意欲的で、実績十分の西勇も控える。

 候補投手それぞれの状態も把握した上で、逆算調整を始める開幕2週間前をリミットに栄えあるマウンドに上がる男を指名する。先発ローテーションに関しても「逆算するのは3月入ってから。今から決めることちゃう」ときっぱり。時間をかけて上質なメンバーをそろえる。(遠藤 礼)

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